
天井クレーンの「スパンと」は?天井クレーン基本用語を丁寧に解説!
天井クレーンは初めてでは聞きなれない用語が多数出てきます。
今回は、工場や倉庫でよく使用される「天井クレーン」に関するキーワードのひとつ、「スパン」についてやさしく解説していきます。
天井クレーンの前提知識を含めて解説しますので、クレーンとは何か知りたい人、クレーンを初めて選定する人はぜひご覧ください。
目次[非表示]
- 1.これを知らないと始まらない!クレーンの基本の「き」
- 1.1.天井クレーンの基本構造
- 1.2.荷の動きの解説
- 2.天井クレーンの選定に欠かせない「スパン」の解説
- 2.1.スパンの定義
- 2.2.スパンに関する豆知識
- 2.3.クレーンの選定のポイント
- 2.4.スパンが長いクレーンが得意なのは?
- 3.まとめ
これを知らないと始まらない!クレーンの基本の「き」
天井クレーンの基本構造
建物の天井に設置して荷物を吊り上げて、上下左右前後に運搬する機械のことです。
大きく分けてクレーンは以下の構造で成り立っています。
ガーダ | クレーンのトロリを支持し荷を水平に横行させる桁 |
|---|---|
ランウェイ | クレーンを長手方向に走行させるためのレール |
巻上機 | 荷物を上下に運搬する装置。ガーダレールに取り付けて横行します。 |

荷の動きの解説
クレーンのガーダに沿ってトロリを移動させることを横⾏といいます。
一方、ランウェイに沿ってクレーン全体を移動させることを⾛⾏といい、
その運動⽅向は通常横⾏⽅向に直⾓です。

天井クレーンの選定に欠かせない「スパン」の解説
スパンの定義
天井クレーンにおけるスパンとは、「走行レールの中心から中心の水平距離」を表します。

天井クレーンの場合、オーバーヘッドクレーンであってもローヘッド形クレーンであっても、
スパンの定義は同じです。
スパンは、レール全長とは異なりますのでご注意ください。
出典:JIS B 8801「天井クレーン」規格
スパンに関する豆知識
橋形クレーンのスパンとは・・・?
橋形クレーンの場合は、脚部間のレール中心距離がスパンとなります。

クレーンの選定のポイント
スパンの長さは、クレーンサドルの選定にあたって重要です。
スパンが長いほど、クレーンサドルにかかる力も増えるためクレーンのサドルもより頑丈なものを選定する必要があります。クレーンサドルの諸元には、適用サドル長さの範囲が記載されておりますので、ご確認ください。
また、スパンが長いほどレールがたわみやすくなります。

スパンが長いクレーンが得意なのは?
オーバーヘッド形(トップランニングクレーン)は、ローヘッドタイプより容量・スパンが大きいものにも対応しています。
対してローヘッド形は設置高さを抑えたい場合に有利ですが、スパンや容量に制約があります。
天井クレーンの種類については以下資料を参照ください。
ブログ:天井クレーンの種類とは? 設置のメリットや注意点も解説
まとめ
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