特殊仕様設計担当 インタビュー「メカニカルを愛してやまない」
現在、ロボットコラボレーションシステムを取り纏めている小野さん。
山梨工場での部品加工から、電動製品の組立、設計、営業と数々の職種を経験しており、キトーでも異例の経歴を持ちます。
➡ 電動チェーンバランサ×ロボットコラボレーションシステム
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これまでの各部署の経験に基づいた、製品についての技術的な知識量はもちろん、
常に現場に寄り添う姿勢で、長期的な視点でお客様の現場に適した製品を提案しています。
ここでは、電動ホイストの設計を担当していた際のインタビュー記事を紹介します。
【経歴】
- 熱処理工程の部品加工
- 特殊仕様の電動製品の組立
- オーダーメイド製品の設計担当
設計エンジニアリング会社向け専任営業
- 電動チェーンバランサ×ロボットコラボレーションシステムの営業担当
(本インタビューは、2019年設計業務担当時に記述された内容です)
生来の機械好きという設計者の小野さん。
所属するシステム設計グループはお客様のご要望に応じたオーダーメード製品の設計を行っており、小野さんは主に電動ホイストの設計を担当しています。
「設計図は基本的に一つのオーダーを一人の設計者が責任を持って、初めから終わりまで手掛けます。今までにない新しい仕様の製品を任されることもありますが、過去の事例を調べたり、先輩設計者からアドバイスをもらったりと、試行錯誤しながら図面を引きます」。
設計者としてのキャリアは、まだ3年。
入社後5年間は熱処理工程を、その後は特殊仕様の電動製品の組立を3年担当しました。
「生産現場で組立の経験を積むうちに、作業者にとって無駄の無い設計を、自分で手がけてみたいと考えるようになりました」。
「製品の設計で考慮すべきポイントは色々とありますが、生産現場でスムーズに作業ができることを強く意識しています。作業工程を思い浮かべ、組立のリードタイム、加工コストの削減などを考慮し、製品の構造を決める。これには製品の組立や部品加工を経験したことが、大きく活かされています。納期の制約があるなかで、どうしたらお客様の満足度を高められるのか。同じ性能ならば、使いやすく、メンテナンスの行いやすい製品を設計したい。少しでも良いものを作るため、細かいところまで、こだわりたいところはたくさんあります」。
高校生の頃からバイクをいじり、機械は何でも大好きという小野さん。
最近はカメラに凝っているそうです。
「どんな機械も、構造を知り、調整を繰り返し、動かしてみる。たまらなくワクワクします。実家が機械部品の加工業を営んでいるので、機械油の匂いや工作機械のたてる音に囲まれて育ちました。子供の頃から、紙の図面を基にモノが作られていくのが楽しくて。モノづくりの仕事に就いたのは、職人気質の父の影響も大きいのかもしれません」。
「オーダーメード設計の製品は、どうしても高価になります。価格に見合った付加価値をご提供しなければなりません。お客様の求める仕様を満足するのは当たり前で、さらに私たちに何が出来るのか。いつも、どんな製品がベストかと考えていますが、答えは出ません。これからもずっと考え続けるでしょう。」