
キトーのホイストが日本の伝統アート継承をサポート!
今回取材でおじゃましたのは、襖紙や壁紙などのインテリア商材を手がける株式会社菊池襖紙工場(埼玉県草加市)です。デザイン・製版・印刷・エンボス加工・糊付け・包装まで、多岐にわたる製造工程がそれぞれ専門の機械と職人の手によって、日々丁寧に行われています。
ひと昔前まではどの家庭にもあった襖ですが、最近ではその姿を見かけることもずいぶん少なくなりました。現在、菊池襖紙工場さんのように、輪転式の印刷機を使って襖紙を製造している工場は、日本にわずか2社しか残っていないそうです。
工場内には、キトーの製品がたくさん活躍しています。数えてみたところ、手動と電動を合わせて45台。「キトーさんの製品は丈夫で壊れないから、中にはかなり年季の入ったものもあります。使い勝手がよくて、みんな重宝していますよ」とのうれしいお言葉をいただきました。
菊池襖紙工場さんでは、日本古来の伝統的な襖紙の装飾技法を受け継ぎながら、大型のインクジェットプリンターを導入し、時代に合わせたホームセンター向けの商品も手がけています。キトーのホイストも、新しいものから歴代のものまで数多く稼働しており、さながらキトー製品の博物館のようでした。