新しい酒文化を創造する蔵×キトークレーン
奈良県葛城市で創業130年を迎える梅乃宿酒造様。昨年の夏、同市内に新しい酒蔵を完成させました。日本酒の製造ラインでは、キトーのライトクレーンとホイストが効率的な酒づくりをサポートしています。さっそく見学させていただきました。
日本酒づくりに欠かせない酒米を洗い、水を吸わせる工程です。酒米の種類、気温、湿度によっても、水分量や吸水のスピードは変化するそうです。時間を計りながら、秒単位で作業を行っています。ゴーサインがでると、チェーンブロックで一気に酒米を持ち上げ、水を切ります。
次はお米を蒸す工程。蒸気は天井まで立ち上ります。キトーの食品仕様のホイストは錆びにくく、人体に影響を及ぼすことのない潤滑油を使っているので、日本酒づくりの安全もサポートします。
酒米や麹を仕込みタンクへ投入します。以前の建物はかなり古く、クレーンが無かったため、200kgの材料を10kg単位に小分けして、3人がかりで30分かけて運んでいました。そこで新しい蔵にはクレーンを設置。一人作業で10分もかからなくなったそうです。日本酒づくりが効率的になりました。